公立高校入試について(入試問題分析編)|富士学院- 中学校受験・高校受験ブログ

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公立高校入試について(入試問題分析編)

2021年03月12日

本日は静岡県の公立高校入試の合格発表の日です。

私も受験生と同じく受験問題を解きましたが、その際に感じた今年の入試問題の傾向などをお話しさせて頂きます。

<国語>

物語文、説明文、文章の読み取り、古文、課題作文で構成されており、構成は例年と変わることなかったです。

物語文は割と読みやすかったように思え、説明文は理科をからめた問題で大変だったのは60字以内で書きなさいという問5だけだと思われます。文章を読み取る問題、古文の難易度は例年通りでした。

全体的に言えることは、大学入試改革により、ここ何年かで“書かせる・読み取る”という事に重きを置いているために時間がかかる問題が多くなっています。その為に文章題の選択問題や古文など早く終わる問題をいかにはやく正確に解き、60字以内の記述問題や課題作文などに時間をかけられるかだと思います。配点も大きいだけに時間をかけ確実に加点したいところです

 

<数学>

難易度としては例年よりも少し難しいと感じました。立体図形や証明に特に難しい問題が組み込まれていました。難易度が大きく違うので、必要な力は確実に取らなければならない問題を落とさない正確性です。 数学では“こんな問題全く見たことない”と感じる事なく、“なんとなくこんな問題見たことある”と思うと心に余裕が出来、他の解き方が浮かんだり、間違えている問題に気付けたりと良いことが起こります。ですから、さらに難しい問題までしっかり解くのには“いろいろな問題を数こなしていくこと”が必要と感じました。

 

<社会>

大問1-歴史、大問2・3-地理、大問4-公民と問題構成、難易度ともに例年と変わりません。ただし、社会も大学入試改革の影響を受けており、記述問題の割合が年々増えてきています。資料をしっかり読み取る力と資料を読んで自分の考えをしっかりとまとめ表現する力、この2つの力が大切になってきます。

 

<理科>

小問集合(基礎)、物理、地学2問、科学、物理という問題構成でした。4分野が必ず出題され、地学の分野がさらに1つ加わっていました。難易度はそれほど高くなかったように思えましたが、数学が大きく絡む地震の問題と化学の問題に苦戦を強いられる生徒が多かったのではないかと思います。理科に限ることではないですが、4分野が万遍なく出題されているので得意分野・苦手分野などは作らずにしっかりと全体的に完成度を上げていくことが入試突破の最大のカギだと思います。

 

<英語>

リスニング、対話の長文、英作文、長文読解と問題構成は例年と変わりませんが全体的なレベルは高くなっています。大学入試改革で現中2の内容が小5くらいになるというのを聞きましたが、まさにそれを実感させられた内容だったように感じます。特に英作文が難しく、書く際のポイントはいかに同じ内容の簡単な日本語に書き換えてからその内容の英文を作ることなのですが、今回出題された英作文ではその書き換えが難しかったです。

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