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富士学ブログ
くも
2019年07月05日
授業が始まる前、4年生の子が「先生、クモがいる!!」と声をあげました。
〝ハエ取りクモだったら放っておいてほしいなぁ~…”などと悠長に考えていた私に対し、大急ぎで行ったり来たりする彼。
「ペットボトルのキャップない?」「紙コップとか??」「クモ、きらいなんだよ~っっ!」とバタバタ。。。
そのうち、何か思い立って「よし!セロハンテープでいいやっ!!先生、もらうよ!」と職員室からセロハンテープを物色し、ようやく落ち着きました。
授業を始めようと教室に入ると、なんと窓に標本ができています!まぁ、なんとキレイに固定されていることか…。足が8本、顔を近づけてしっかり確認できます。
ちょうどこのあとの小学3年生理科の授業で「昆虫」がテーマだったので、私はちょっとワクワクしました。
節足動物の分類において「からだの分かれ方」と「足の数」を学ぶのですが、私の画力では写真の下にある程度のものしか描けません。
この標本(?)で説明したらきっと、子どもたちの想像力が膨らむのでは…!?
早速、3年の理科担当のF先生を呼んで外してもらおうとしたのですが…。残念ながらそのままの形で外すのが難しく、教材としては使えなかったです。
クモが残念なことになったことを知り、4年生の彼が「じゃあ僕、カンダタみたいにクモの糸を貰えないのかな?」と 急に芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を話し始めました。
「あ、大丈夫だ。僕はカンダタみたいに悪いことしてないから、(そもそも)ちがう。」と、更に加え自己解決。
理科になったり国語になったり…、このように発展的にいろいろな教科の事を考えられるようになることが総合的な学習に繋がるのかもしれませんね。
普段の授業の中でもこのように、1つの事にとらわれず多岐にわたる興味へ広げていきたいです。
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